今、室温は何度ですか?
日によっては冷たい赤城颪が吹き付ける日もありますが、暖かといえるような陽気が直ぐそこまでやって来ているようです。段々暖かくなっていくのを実感できるのはうれしい限りです。それでも、霜焼けで靴も履けないので外出もできず、家の中に閉じこもりきりの私は、暖かな日の来るのを首を長〜〜〜〜〜くして心待ちにしております。

さて、朝起きて居間に行くと、今日は何度か気になって、目に付く大きな時計の室温表示を見ます。長らくそれがその時の室温かと信じていたのですが、どうやら違うことに気づきました。この時計は湿度も表示していますが、体感の湿度とは大きな隔たりがある気がして、乾湿湿度計を買い求めて設置しました。すると、湿度も違うし、温度も違います。どの計測機器には誤差はつきものだと思うので、多少の差異は気になりませんが、温度が4.1℃も開きがあります。また、湿度も31%も違います。これでは誤差の範囲とはとてもいえません。

そこで家中の温度を表示する物をかき集めました。こんなにあったのかと自分で呆れています。全部で14個。そのうちの五つはデジタル時計の温度計です。全部を私なり区分けすると、アルコール温度計、水銀温度計、バイメタル式(円形)、サーミスタ式(時計)と区分けできそうです。一カ所に全部を集めて、室温を測ってみました。示度は様々です。バイメタル式間の温度も湿度も差がほとんどありませんが、サーミスタ式は2〜3℃ほどの開きがありました。水銀とアルコール温度計間は開きがほとんどありません。

湿度は差の開きが大きいいものが多く、50%も違ってはことによると故障かもしれません。生活する上では温度より湿度に気を付けたいものです。湿度を確保すること、インフルエンザの予防にも、のどを守る上でも大切だそうですから。

暖房を掛けて反応速度を確かめてみましたら、最も反応するのは水銀温度計で、反応が鈍いのはデジタル式でした。温度計の個体差もありますから一概には言えないのでしょうが、もし、より正確な室温を知りたければ水銀温度計が最適だといえるかもしれません。今は水銀温度計ははやらないのかな? 見やすいのはデジタル式。大きな時計なら遠くからでも見えますが、温度計はそうはいきません。それぞれその特性を生かした利用の仕方がいいのでしょうね。                 
我が家の温度計にはどれにも丸検のマークがありません。検定外のあくまで家庭用の物ですから、多少の違いは当然なんでしょう。生活の上で2℃や3℃の違いで困ることもないのですから、そんなに温度を気にすることもないのでしょう。そんな数値よりも体感温度の方が大事なんでしょう。体調によっても体感する温度は異なるのではないでしょうか。

ところで、三つの最高最低温度計の最高と最低のふたつの温度計の温度表示が違うのです。現在の気温を示す液柱は最高も最低も同じ筈なのに、0.3〜3.0℃も違っているのです。これで測定した最高気温も最低気温も正確とはいえないのでしょう。まあまあ、いいでしょう、これらは全部家庭用だから。そんなことは気にしない、気にしない!

戻る

inserted by FC2 system