金柑の苗を買う
ジャガイモの種芋を買いにホームセンター行った時、金柑の鉢植えも買ってきました。近くの家の庭先に金柑の鉢植えがあり、金柑が鈴なりだったという家人の話を思い出したからです。我が家には残念なことに、食べ物の実がなる樹木は一本もありません。狭い庭にはもう樹木を植える余地がないので、鉢植えでも実がなっていたので手を出したのです。金柑にもいろいろな種類があるのでしょうが、たまたまあった「ぷちまる」という種類で、農業・食品産業技術総合研究機構で開発した新しい品種のようです。値段は2580円。名称の通り小さな丸い実がなっています。

栽培法をネットで調べると、糖度は12〜18の「金柑の中でも最も甘い種類で、その上種無し!」で、自家結実性だから一本だけでも実がなるといううれしい品種だとありました。柑橘類ですから暖かい気候がお好きだそうですが、金柑は関東地方でも生育できるとあるので、注意して育てていきたいと思います。

買ったときに、かわいい金柑が数個成っていました。早速その一つを口にしました。予想よりも甘い味を確かめる事ができました。柑橘類だから多少は酸味があると思ったら、全く感じません。早く鈴なりになってくれる日が来ないかなあ。かわいらしい金柑の実は、鑑賞にも堪えられます。小さいながらも我が家唯一の果樹の実がなっている光景はうれしいものです。

ところが大事件が勃発、成っているはずの金柑の数が足りません。成っている金柑の実に傷がありました。そうです。庭先のプランターに植えたカリフラワーやブロッコリー、チマサンチェの葉を食い荒らしたヒヨドリの仕業に違いありません。この先もヒヨドリ戦争をするのかと思うとうんざりです。給餌台の水を飲みに来ては、野菜を食い荒らすので、水やりを止めました。見かける度に脅してはいるのですが、その時だけ隣の家の枇杷の木にとまってこっちの様子をうかがっているようです。今は鑑賞はそっちのけで、すっぽりとビニールを掛けていますが、何かよい方法を探してみようと思います。

栽培法を調べるときに、金柑の栄養情報もありました。それを覗くと、金柑は他の柑橘類よりも特別に栄養豊富な食品だそうです。
それは、金柑は皮のまま生でも食べるという特色のため、皮に含まれる多様な栄養が摂取できるのだそうです。「ビタミンA(βカロテン、βクリプトキサンチン)、ビタミンB群(ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンC、葉酸、ナイアシン、パントテン酸)、ナトリウム、カリウム、マグネシウム、カルシウム、マンガン、リン、鉄、銅、亜鉛、食物繊維など。ビタミンCは100g中49mg含まれ、レモンと同等くらい。これらによって、疲労回復、風邪予防、肌荒れ改善、骨や歯の形成、粘膜を強くする効能…。 
中でも、私にとってうれしいのは、「金柑の皮には、ヘスペリジン(ビタミンP)が多く含まれていて。○しなやかなで強い血管を保ち、毛細血管への血行を促進する○血中悪玉コレステロールを減らし、善玉コレステロールの数値を安定させる○血管を縮め高血圧の原因となる、活性酸素を抑えるビタミンCの吸収を助ける」こんな情報に行き当たりました。私の足の霜焼けの悩みを金柑が治してくれるなら、今ある植木を切り倒して、金柑を2,3本買って庭に植えたいものです。

今年は郷里の桜の名木を尋ね歩く旅に行くつもりでしたが、その旅も霜焼けの足が妨げて断念。テレビの桜の開花情報もそっぽを向いています。自宅から20mほどの桜並木を見上げて、今年のお花見は終わりです。

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