連休と野菜作りと
なんだか急に暖かになってきたようで、正に春の連休日和のようです。特に、会社勤めの人にとっては、大事な家族サービスの時。各地の行楽地はどこも大賑わいのようで、高速道路も渋滞だと、ニュースは伝えます。仕事から離れた私にはトンと縁はありません。旅のアルバムを作り始めたから13年。その間の旅160回余の中に、春の連休の旅は一つもありません。

連休の頃は丁度、野菜の苗の植え時で、ちょっと忙しく、混雑の中に旅に出たいとは思いません。今年もささやかな菜園に苗を植え付けました。トマト、胡瓜、茄子、南瓜、シシトウを少しづつ。プランターには小玉トマト、小玉スイカ、オクラを植えました。プランターには日にちをおいてミニ胡瓜を予定しています。今年初めて九条ネギとビタミン菜を播いてみました。管理が悪かったのか、今日現在発芽の萌しがありません。再度挑戦するつもりです。昨年から栽培している苺とオカワカメのプランターもあり、野菜のプランターは全部で16個。以前は一度使ったプランターの土は、肥料の袋に入れて三年保存で順次入れ替えていましたが、段々負担を感じて、今は土を広げて日光消毒をし、肥料を加えるなど調整して使っています。いつまで続けられるのかだいぶ怪しくなってきました。

無農薬、有機栽培で栽培していますが、素人にとってはとても難しく、特に虫害には悩まされています。昨年もニンジンもダイコンもいわば丸坊主にされてしまい、収穫はできませんでした。普段の手入れを怠った結果だのでしょう。葉菜類はアブラムシが繁殖してとても食用にする気にはなりません、シルバーマルチを使ったり、古CDのディスクをぶら下げたりしますが、どれだけ効果があるのか。また、鳥害もあります。プランターのブロッコリーやサンチェは、ヒヨドリに食い荒らされました。先頃買い求めた金柑も被害を受けました。これは早速ビニールの袋をかけましたが、これでは観賞の対象にはなりません。

この程、本屋で見かけた雑誌を買い求めました。私の知らない栽培法が幾つもありました。まさしく、「夏野菜育ての秘訣」です。スイカや南瓜は三本仕立てをしますが、トマトや胡瓜は一本仕立てで育ててきました。ところが、トマトや胡瓜を3本仕立て、ミニトマトや茄子は3本ではなく4本仕立てをして収量アップする秘策などが掲載されていました。秘策といっても特に特別なことをするのではありませんが、考えもつきませんでした。この他、サツマイモを支柱を立てて立体栽培という予想外の方法もありました。狭い用地ではいいかもしれません。そういえば、郷里では南瓜を地這えではなく、5、6メートルもある高い丸太の支柱を立てて、大玉の栽培していたことを思い出しました。                         
まだ幾つもの野菜栽培の方法がありました。また「見比べ生育診断図鑑」という小冊子もあって、それを見ると、たとえば、トマトの葉が大きく内側に巻いているのは肥料の効き過ぎ、茄子の下葉から黄色くなるのはマグネシウム不足、オクラの開花した花の上に葉が1〜2枚しかないのは肥料不足、胡瓜が曲がるのは果実に流れる養分の不足だから肥料と水分を与え日当たりをよくする……野菜の状態を診断して、原因と対策を教えてくれます。どれもこれも新知識です。栽培の助けになります。この新知識が今年の栽培の力になってくれると思います。さて、今年はどんなことに挑戦してみましょうか。

風知草に押しまくられて、庭先の鈴蘭が小さくなって咲き出しました。

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