南瓜と指の怪我と
小さな畑に小玉南瓜を二本植えました。ものの本には、親蔓に子蔓二本の三本仕立てで、蔓に一個の南瓜を成らすと、おいしい南瓜が収穫できるとあったので、そのつもりで育ててきました。摘芯して子蔓を二本は達成したのですが、子蔓に一個は出来ませんでした。いつの間にか葉の陰に小さな南瓜が幾つも出来ています。葉陰を探してはせっせと摘果したつもりでしたが、見逃した物が多く、いつも間にかある程度大きくなってしまい、惜しくて摘果できませんでした。

先月末、どうやら収穫時と見極めて収穫しました。当初の計画では、二本で計六個の筈でしたが、収穫時に並べたのは、倍の十二個。店頭にも並べられそうな物は四個。全体で子蔓一本に二個の割ですが、このくらいでも良さそうです。早速食卓に並べましたが、まあ、南瓜の味と言えそうでした。

南瓜の栽培では、例年うどんこ病に悩まされます。今年も例に漏れずうどんこ病が始まり出しました。効果的な薬剤がいくつかあるそうですが、無農薬有機栽培を標榜していますので使えません。そこで、[食品成分使用」という水飴を成分にした液体を買い求めては散布しました。また、酢酸を主成分にしたものと計三本を振りまきましたが、うどんこ病には勝てませんでした。来年は看板を書き換えなければならないのでしょうか。

南瓜の跡片付けをしている時だと思うのですが、中指の背の怪我をしました。表皮を大豆ほど剥離したようです。全く気がつかず、帰宅後手を洗う段になって気がついたのです。出血はしていませんが、血漿がにじみ出ています。なんという鈍感さ、痛みを感じなかったためか、この怪我を私は気がつかなかったのです。蚊が肌に止まるとすかさず叩き殺したものですが、この頃は、気がつきません。何年もそんな経験は一度もありません、全く気が付かないのですから。刺されてやがて腫れてきて痒くなると、やっと刺されたのだと気がつく始末です。今度は蚊ではなく怪我をしても気づかないとは!なんという鈍感さ!

傷口は水洗いして包帯で覆いました。関節に近いところですから指を曲げると傷口が動き、治りが遅くなっては困るので、ボール紙をギブスのようにして固定しました。ところが中指はこんなにも働いているのかと大発見。文字を書く時も箸を持つときも人差し指と共に使っているのです。物を持つときは親指と人差し指でつかみ、中指が」それを支え、三点で固定しているのです。怪我をして初めて気がつきました。中指を使わないようにすると実に不便です。三日もすれば治ると思っていたのに、怪我をしてもう二週間近くも過ぎましたがまだ治りません。まだまだ当分不便をしのぎます。

どなたも齢を召されると、体のあちこちの力も弱くなるでしょうし、私程ひどくはないのでしょうが、皮膚感覚も衰えるのでしょう。どうぞご用心を。

久し振りのようなよい天気に誘われて、ちょっとだけ遠出の散歩道で、気の早いコスモスが数輪咲き出しているのを見かけました。空を仰いでも秋空は見られませんが、少しずつ季節は回っているようです。我が家の今日の温度計は最高33.1度、最低は15.6度を指しています。大きな寒暖差は体への負担もが大きいのでしょう。ご自愛ください。

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