ビーツを輸入した??
末梢の血行が悪く霜焼けやしびれに悩まされていますが、先程のテレビで、血行改善にビーツが有効だという話がありました。ビーツ? 見たことも聞いたこともありません。ビーツとはなんなのか調べてみました。「地中海沿岸が原産とされるアカザ科フダンソウ属の根菜です。砂糖の原料に使われる甜菜と同じ仲間。」とあります。北海道などでたくさん栽培される砂糖の原料とするものを甜菜「ビート」、一方野菜として食用にするものを「ビーツ」と呼んで区別しているのでしょうか。

テレビでは群馬県のビーツ栽培農家の家族の血管年齢が何歳も若いなどとの放送。早速調べてみると、ビーツは血流改善、動脈硬化予防、高血圧、造血作用、糖尿病予防、老化予防、疲労回復……などなど多くの優れた働きがあり「奇跡の野菜」とか「食べる血液」等とも呼ばれている由。こう言われては、私もじっとしておれません。国内では群馬県の他、長野県や茨城県、九州などで栽培されているそうです。早速ビーツ探しを始めました。通販サイトで探すと、生ビーツもありましたが、この寒い時期ですし、それに何ものかよく分かっておりませんので、とりあえず保存によい粉末ビーツを選んで注文しました。

227グラム瓶入りの値段が1679円。随分高い物とは思いましたが、早速試しに一瓶だけ注文しました。やがて請求書が来たのを見てびっくり、なんと請求額が2954円、ほぼ倍です。内訳を見ると送料が加算されています。これは当然ですが、小瓶一つの送料が高すぎるように思いました。そして納品が支払日から、最長1ヶ月とは。

果たして商品が届くのか半分は疑っていましたが、先日、半月振りに届きました。その送り状には、なんと、アメリカのインディアナ州から送ったとあります。宛先は間違いなく私です。アメリカから私に――-これって、私がアメリカから輸入したと言うこと? まさか、一瓶だけ輸入とはあり得ないし、関税も払ってはいません。少額だから免税なんでしょうか。いやいや、注文はアメリカの会社の日本支社が受けて、発送はアメリカからというのでしょうか。                             
ふたを開けてみると、焦げ茶色のような粉末です。ちょっとなめてみました。甘みがあります。甜菜の仲間だからでしょう。さて、これをどのように利用するかが大問題です。これは、本来、料理や菓子の色づけに使う物なんでしょう。愚かなことに、ビーツの瓶を前にして、これは食品として食べるものではないことにやっと気づきました。折角買ったものですから、料理やヨーグルトなどに振りかけて食べるしかないようです。ご飯に振りかけたら、どぎついその色合いに食欲減退。味は少し甘みが加わるだけで、特に違和感はありません。兎に角、あれこれと振りかけて食べるしかありません。すっかり消費するまでに何年? かかるか分かりませんが、無駄にしないよう工夫するしかありません。早とちりしてとんでもない無駄使いをしたようです。

ビーツの種も販売しているというので、来年は家庭菜園で野菜として自分で育ててみる予定です。どんな物が収穫できるでしょうか、ちょっと気がかりですが。

いよいよ氷点下を記録するようになりました。年の瀬も段々押し詰まり、なんとなく気ぜわしく思われます。元気で新年に向けてただただご自愛を。

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