いばりの悩み
高齢になると、誰しもあちこちと体の不調を来すようです。私も例外なく、頭から足の先まであちこちと不調の花盛り。ながらく医師の診断治療を受けている不調もありますが、たくさんの薬を飲み続けていますが、不調は不調のままで、私の悩みは消えません。

体の不調の一つにいばり(尿)の悩みもあります。頻尿です。尿の回数が日中8回、夜間1回以上を頻尿というそうですが、今の私はこの条件をクリアして、立派な頻尿です。夜間の1回はいいとしても、日中の尿が近いのは、いろいろと不都合があります。その一つに、旅の楽しみが奪われたことです。バスの長道中は気がかりで、ツアーなど参加できません。もう、何年もツアーには参加していません。もっとも、この頃はトイレ付きのバスを使うツアーもあります。高齢者のトイレの近い人でも参加できるように考えたのでしょう。そんなバスなら行き先が希望に合えば参加したいものです。

一体なんで頻尿になるのでしょうか。泌尿器学会のページには、「頻尿の原因は、過活動膀胱、残尿、多尿、尿路感染・炎症、腫瘍、心因性に分けることができます。」とあります。そして「 過活動膀胱とは、膀胱が勝手に収縮する病気で、我慢ができず何回も行くようになる病気」で、様々な病気や、加齢による老化現象によるのだそうです。前立腺肥大が気がかりに受診した泌尿科医も前立腺ではなく加齢を指摘していました。一応2種類の薬を処方して呉れましたが、全く効果はありません。

1回の排尿量の正常値は150〜200 ml以上だそうです。私も何日か尿量を図って見ました。この間の最大値は350 ml、最小値は110 mlでした。容量の僅か三分の一の量ですら尿意を感じたのは、なぜでしょうか? これは心因性頻尿でしょうか? というのは、どんな時に尿意を感じるか考えてみますと、幾つも心当たりがあります。外出から帰ってきた時、外出しようとした時、就寝前や起床時、トイレを見かけた時、水に触れた時、生活の区切りの時(例えばテレビを見終わった時など)、急に寒さを感じた時……。器質的異常がないのなら、これらはあまり気を病まないようにするのかいいかも知れません。

頻尿に悩む人が多いようで、テレビも時折頻尿対策を伝えてくれます。どれも効果があるのでしょうが、いずれも速効とは行かず、長い間継続する必要があるのでしょう。
○骨盤底筋を鍛える(5秒間肛門を締める)○仙骨を刺激する○排尿の後3回踵を上げ下げする○両手は膝を開くのを膝は閉じるよう力を入れる ○三陰交(踝から指4本上)を刺激します ………… 私もいくつか続けてやっていますが、即効性はないようで、未だに改善はしていません。多分、そのうちには頻尿とは縁が切れるのでしょう。そう信じたいものです。

私の対策に、「たとえ尿意を感じても2時間は我慢する」ということを取り組んでいます。我慢でいるだけの容量がある筈だと思い返して我慢します。我慢するのはたったの数秒ほどで、尿意が消えてしまいます。暫くすると尿意を感じます。300 mlを脳に記憶させたいからです。この方法が正しいのかどうかは分かりませんが、当分続けていくつもりです。                          
日本海側では連日の降雪で交通渋滞など、生活に様々な障害があるとてテレビは伝えます。積雪量もメートル単位の豪雪地域もあるそうで、さぞかし難儀されているのでしょう。関東の当地では、これの地域に申し訳ない程で、青空に白雲が浮かび、日光が燦燦と降り注ぐ日が続いています。ただ、冷たい西風が強く道を歩くのも難儀なくらいです。しかし豪雪地域のことを思えば、愚痴はこぼせません。

庭先の木立の元に、去年より10日ほど早く、福寿草が咲き出しました。

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