足利へ大藤を見に
先日、足利市へ行ってきました。少し前、霜焼けの足が気がかりなのに東京へ行ったのですが、心配する程ではなくなんとか行くことが出来たのに自信?がついたので、足利の大藤のニュースを見て、出掛けて見ました。霜焼けの足の指を庇って、踵で歩いているようなおかしな歩き方でしたが、見頃の大藤見たさに出掛けてみました。
足利市はこれまで何回か行きました。フラワーパークは二回目です。他に足利氏の故郷というのでしょうか、足利氏の菩提寺(館跡)、日本初の図書館もある足利学校、昔の教科書に「學校」と刻んだ扁額の図があったことを覚えています。今やフラワーパークは足利第一の観光スポット、日本の代表的観光スポットとして名を連ねているとか。

出掛けた日は幸いお天気もよく、風も吹かずの上天気。小山で高崎とを結ぶ両毛線に乗り換え、栃木、佐野、足利を過ぎると間もなく、真新しい駅に停まりした。ここは、つい先日の4月1日開業したホカホカの足利フラワーパーク駅。JRに新駅を開業させるだけの乗降客があるのでしょう。この日も立っていた乗客も何人もいた3両か4両連結の電車が出発する時にはガラガラになってしまいました。駅からパークが真下に見下ろせます。入場門まで見物客の長い列が続きます。駅から僅か徒歩1分でフラワーパークです。
                       フラワーパークは花の開花状況によって入園料が変動し、大藤が開花する連休前後は最も高く1800円で、花の少ない冬期には300円の時もあります。ここは山裾の湿地から高台まで起伏に富んだ斜面に広がり、面積は東京ドームの2〜3倍はあるとか。目玉は県の天然記念物の四本の大藤で、その大きさには圧倒されます。一本には幹周り5m以上、枝の広がるのが600畳、花の最長1.8mなどと説明があります。樹齢は140年以上だそうで、こんな大樹をここへ移植したというのですがら、驚くばかりです。その他、大小様々な藤が植えられており、トンネルや巨大なスクリーン状に作られたり。園内の藤の総数は多分数百本に及ぶようです。見事な藤を見て、思わず歓声を上げるひと、立ったりしゃがんだり写真撮影に駆け回る人も。大藤の全容は私のカメラにはとても収まりませんでした。

ここは藤だけではありません。人々はあまり眼も留めないようですが、様々な植物が植えられております。ツツジやシャクナゲもちょうど満開、ローズガーデン、、紫陽花などのコーナーあります。広い園内のすべてを見届けるには私の足が動いてくれませんが、この他にも見所があるのでしょう。ほとんどの人は目もくれないようですが、通路の傍らにはコデマリ、オオデマリ、ケマンソウやオキナグサなども咲いていました。

平日ですから行き交う人は、多くは高齢者です。幼児同伴の客もよく見かけました。それに、外国人と思われる人を、随分見かけました。今はネットで世界に情報が行き交う時代ですから、外国のお客様も惹きつけるだけの魅力があるのでしょう。園内のまだ足を運ばないところもあったでしょうが、もう足が限界に近く、園内の軽食しかない食堂で昼食後、早々に帰途につきました。駅に向かうと、大勢の入園者が列をなして押し寄せてきます。いったい、この日の入園者は何人になるのでしょうか。5桁?連休はさぞかし大桁違いかな?

戻る

inserted by FC2 system