春の家庭菜園一区切り
今日は憲法記念日。うっかりすると連休の後半の方が気になって忘れるところでした。憲法を変えるとか変えないとかいろいろな動きがあるようですが、今日ぐらいは爺さんも国民の一人として、爺さんなりに将来の国の進むべき道についてちょっとだけでも考えたいものです。

長い間雨が降らず、畑仕事も休止していたのですが、昨日の大雨でやっと一区切りできました。世間は連休の後半とかで、各地も賑やかなんでしょうが、一週間前に買ったままの野菜の苗を、予報を信じて昨日植え付けました。畑には胡瓜、茄子、トマトを。プランターには、小玉トマト、オクラ、茄子、アシタバを植えました。少し日にちを置いての植え付け予定には、畑にインゲンと九条葱、プランターにはミニ胡瓜があります。

畑は狭い面積ですが、地代無しにお借りしているので、そろそろお返ししなければなりませんし、何より自分の体力が頼りなくなってきたのです。郷里にいる頃、父親が農作業の間に時々立ち止まっては腰を伸ばしていた姿を眼にしましたが、今年初めて、私も父親と同じように、手を休めて腰を伸ばしていたのです。ちょっと吃驚しました。

軒下に並べたプランターは、今、18個を並べています。20リットルの大きい物がほとんどですが、一部小さめのものもあります。プランターは、植え付ける前の用土の準備と、収穫後の片付けが大変です。勿論、非力な私にはとても持ち上がりません。三年寝かせては使っていますが、何年も使い回しをしていると、細粒化してきて水はけも悪くなります。肥料の他に腐葉土を加え、一部を新しい用土と入れ替えたりと、畑以上の手間がかかります。来年あたりから、数を減らそうかと考えています。

私は完全無農薬、完全有機栽培を旗印にしていますが、反射材、コンパニオンプランツなどと、いろいろ策を講じても無農薬栽培は、被害覚悟でないと出来ないようです。病虫害、鳥害、犬害(?)もあります。最後は人間の眼と手に頼る他はないような気がします。
スーパーのチラシには、栽培法は分かりませんが、胡瓜4本100円、トマト5個400円などとあります。これと比較したら。我が家の野菜はどれだけの金額になると思うと、計算すらする気が起きません。多分数倍にはなりそうです。

別に家計費を浮かすための家庭菜園ではなく、年寄りの暇つぶしなのでしょうから、体力の範囲で収穫の喜びを味わえればいいのでしょうね。そんな訳ではありませんが、毎年新しい野菜の栽培を取り入れて楽しんできました。ヤーコン、プチベール、アピオス、ホップ、チマサンチュ、パッションフルーツ、パクチョイ、オカワカメ……など、昨年はラッキョウ、生姜に初挑戦し、今年はアシタバとビーツの栽培を試みます。ビーツは甜菜の仲間でロシア料理に使われるとか。血流を促すと聞いて初挑戦します。たくさんの新顔も、例年の常連には一つもなっていません。ただ、オカワカメ(雲南百薬、アカザカズラ)だけは鉢植えでも生育力がとても強いので、手入れもしないで未だに居座っています。繁殖も簡単です。これも、非常に栄養価の高い野菜だそうで、昨日も茎の先や葉をおひたしにして食べたばかりです。これは文句なしにどなたにも推奨できます。是非試してみて下さい。
                                           庭先の木陰に鈴蘭が顔を出し始めました。一株植えただけなのに周辺に増えてきています。

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