東京国立博物館の花見 ちょっと法隆寺宝物館など 

庭園の公開と聞いて出かけてきたら、庭園の他、敷地内にもいろいろな桜が咲いており、本館内では桜にちなむ絵画や工芸品などの展示をしており、『博物館でお花見を』と、館内外を挙げての桜で歓迎してくれた。展示品もつまみ食いで、少しだけ観覧した。
 
 通り抜けた西洋美術館も入館者の行列。    西洋美術館の桜も丁度満開。
 
博物館に向かう大通りのあちこちにも桜が咲いている。今は人通りもぱらぱら。   博物館正門。入館料600円。「70歳以上は無料です」と顔を見て受付嬢が声を掛けた。深謝?
 
お目当ての庭園公開まで時間があるので、敷地内を歩いてみた。様々な施設などがあった。
博物館の敷地には、各種の桜が30種近く植えてある。  これはカンザクラ?
 
旧因州池田屋敷表門 (国重文)江戸屋敷の表門。一時高輪東宮御所の正門として使用された。太い柱に厚い門扉、門の左右には番所を備え、まさしく城門。休祭日のみ開扉する。大河ドラマの篤姫が江戸城を下がったのはこの門から。  左は道路に面した正面、右は内側から。
 
 筑前福岡藩主黒田家江戸屋敷の棟飾り。高さ2m余ほど。庶民の家では潰れてしまう。   連翹。花言葉は「希望」「かなえられた希望」「集中力」、花言葉通りの一年であってほしいが。
 
 法隆寺宝物館。法隆寺から皇室に献納され、戦後国に移管された宝物300件余を展示。正倉院宝物と双璧をなす古代美術のコレクション。正倉院宝物よりも一時代古い7世紀の宝物が数多く含むことが特色。以前は保存のため週1日の公開だったが、現在の新館は週6日の公開。鑑賞の眼も持たないが、館内一巡り。撮影禁止の表示がない展示は三脚・フラッシュ無しなら撮影可と聞いて、
 
法隆寺献納宝物のうち、6~8世紀までの金銅仏を展示。いずれも30cm程の様々な仏像。  
 
 「伎楽面 酔胡従」重文。飛鳥~奈良時代。    伎楽面の行列。静かな室内にただ一人です。
 
 世紀「羯鼓」重文。室町~桃山時代。   「海磯鏡」国宝 唐または奈良時代。
 
 奈良・元興寺の別院、十輪院にあった経蔵。鎌倉時代に造られた一間四方の校倉で、内部壁面には菩薩や十六善神が描かれている由。   銘板に「 種痘医祖善那君像」とありその下には
DR..EDWARD JENNERとある。
明治29年、種痘の発明100年を記念して建碑。
 
  表慶館。重文。1909年に開館した日本ではじめての本格的な美術館。明治末期の洋風建築を代表する建物とのこと。現在休館中。   「吉野枝垂」センダイシダレとも呼ばれる。里桜系の園芸品種。「博物館の桜のシンボル」で本館の真ん前に植えられている。

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