乗鞍高原から上高地へ
 

かねてから一度訪ねてみたい思っていた乗鞍高原。本当は、花の咲きそろう7月から8月か紅葉の秋がいい季節だが、暑さも苦手、人混みも苦手というわけで、いわば端境期の9月、秘湯を楽しみながらお出かけ。

週間天気予報で、曇、曇一時晴れという予報を信じて宿の予約をしたが、予報は次第に一時雨から雨一時曇りと変わる。雨の高原では何も見えないなあ

松本から松本電鉄で終着新島々まで行く。サイクルトレインで自転車専用口がある。いいなあ。

刈り入れもまもなくなんだろう。ここは梓川の扇状地かな?30分ののんびりしたローカル線。

新島々駅前、ここから低公害車の路線バスに乗る。

空はどんよりと曇って、いつ雨が降ってきてもおかしくない。遠くには稲核ダムがかすかに。

今夜のお宿「みたけ荘」乗鞍高原の東の裾野、1500mの鈴蘭地区。玄関脇がスキー場。

単純硫黄泉46.4℃。源泉掛け流し。加温あり。
8kmも湯を引いてくるのだって。

うれしい山の幸がメイン。同宿者は3組。浴衣がけの外国人の客もぎこちなく箸を使っていた。

朝の散歩で「善五郎の滝入り口」まで坂道を登ったら、予報は雨だったが乗鞍岳が聳えていた

「善五郎の滝」幅10m、高さ30m。水のなんと清冽なこと。上り下りは私には大変だった。

乗鞍高原に向かう。青空が覗いて、風景はもう秋の気配。(関東は大雨だって)

乗鞍エコーラインを行くと、東大コロナ観測所が見えた。標高2,876m。1949 年開設。

雪渓が残っていた。登るにつれてカラマツ、白樺、シラビソ、ハイマツとだんだん変わっていく。

「鶴が池」の先に畳平の建物群が見えた。この池は水量によって形が変わる。それで鶴?

畳平駐車場。広い駐車場も、このシーズンはご覧の通り。ここは標高2702m。いい天気だ!

正面は「乗鞍山頂郵便局 売店」と「乗鞍本宮 中之社 喫茶店」。多角経営の時代!

魔王岳。標高2763m。畳平から往復30分とあったが、私はもっと時間がかかった。

魔王岳から、東の方を展望する。走る道路は、多分乗鞍スカイライン。遠くの山並みは飛騨山脈の一部か、もっと遠い筑摩山地か赤石山脈か、とんと見当もつかない。とにかく雄大な景色に大満足だ。

魔王岳からみる「大黒岳」標高2772m。最高峰の「剣ケ峰」3026mまでは90分の散策だって。

不動岳。標高2875m。遠くに観測所のある摩利支天岳2873mが見える。

お花畑から見た「恵比寿岳」。標高2813m。
2702mの畳平は酸素は平地の三分の二だって。

岐阜県側の乗鞍スカイラインを平湯へ降りる。待っていたように雲が濃くなってきた。


乗鞍で見かけた花々

inserted by FC2 system