セツブンソウの里

セツブンソウの花時だという情報を入手したので、出かけてみた。ところは栃木県栃木市のはずれ、山あいの山村にある「四季の森 星野」というところ。栃木の町を抜けて、小川に沿って阿武隈山系の懐に入っていくと、目指す群生地があった。
セツブンソウは石灰岩質の明るい山林の下を好むとか。そういえばこの近くに石灰石鉱山もあり、鍾乳洞もある。なるほどなあ。

三峯山という山の麓に群生地があった。 セツブンソウに福寿草も交じってさいていた。
地域の人達が保護してきたのだろう。他に色々な花が咲く。 高さは10cm前後。キンポウゲ科の多年草。
花の大きさは2cm前後。多くの人が見に来ていた。 三椏(みつまた)の花。樹皮は和紙の原料にされる。
時期が遅いが梅が咲いていた。水仙もあやめも咲くようだ。 満月蝋梅もすこし盛りを過ぎたようだ。
壇香梅 (だんこうばい)  →と区別がつかない 山茱萸(さんしゅゆ) 稗搗節にうたわれる
直ぐ近くに星野遺跡の縄文期復元家屋が2棟あった。 星野遺跡地層探検館。10mの地層断面が建物に覆われて
三峯山の手前の静かな山村風景。 よしひ姫堂。

帰途の途中で、山の奥の無住の寺の傍ら、急な石段の上にあった。
南北朝期の武将で下野の守護で、小山城主小山義政の正室よし姫の位牌を納める。義政は鎌倉公方足利氏満に叛きたが、戦いに敗れて自刃。
よし姫は夫義政のあとを追い、大越路峠を越えて行くため、侍女一人を伴って星野の里に一泊したが、そのとき、大切そうに持っていた乾飯の袋を黄金の袋とまちがわれ、欲に目のくらんだ案内人に殺されたと言われている。墓は、ここよりずっと高いところにあるようだ。

このお堂は近年、里人によって建てられたものだという。
このあたりは蕎麦処。味はまあまあかなあ。

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