伊賀の町並をちょっと歩く         
             芭蕉の生まれ故郷、忍者の里

堅田から湖西線で山科で乗り換えて琵琶湖線を草津まで行き、そこから草津線で柘植まで、更に関西線でやっと伊賀上野に着く。ここは上野市、伊賀町など6市町村が合併して誕生した伊賀市。
 
 柘植から関西線で伊賀上野に向かう。窓外に広がる水田はもうすっかり稲刈りが済んで、伊賀盆地の秋ははやいようだ。   JR伊賀上野駅。「文化薫る歴史のまち伊賀上野」と看板が立つが、ここは伊賀市。閑散とした駅前で、一軒だけの土産店もしまったきり。市の中心部まで2.4kmとある。
 
 城に近い宿に泊まって、朝の散歩にでた。老舗の菓子屋があった。「五賀(いがの里」と言う銘菓が有名とか。    上野城白鳳門。城址に続く道だが少しだけ登る。左上野高校、右は上野西小。散歩の人に時折すれ違う。
 
 上野西小。今時珍しい木造校舎だが空調付き。他の建物も木造でびっくり。何か考えがあってのことだろうが。    県指定文化財上野高校。明治33(1900)年建設された校舎は現役で利用中。(ネット越しの写真です。)
 
 「横光利一 若き日の 五年を この学校に 学ぶ」   国指定史跡 「崇廣堂」旧藩校。開館の時間外で塀だけ。
 
 裏通りには早朝から開店する店が多い。それに格子戸が似合う古い店が多いのに気付いた。    「忍者だんご」「伊賀流忍者店」「忍びの館」さすが忍者の里とあって、忍者関連の商売が盛んだ。
 
 立派な芭蕉像。背後は伊賀鉄道上野市駅    歴史の街にふさわしい「百五銀行」
 
 伊賀街道は津から伊賀上野、奈良へと続く街道。    伊賀街道沿いの古い造りの店が並ぶ。
 
 「だんじり会館」傘の提灯が眼についた。    仏閣? いえ駅の公衆トイレ。あまりにも立派!
 伊賀の伝統工芸と言えば、伊賀組紐、伊賀焼。いずれも国指定の伝統的工芸品。展示館や体験もできるそうだ。
価格が高くて手が出せないので、組紐の安い帽子止めを買っただけ。おいしいところでは、伊賀肉、伊賀酒、豆腐田楽、養肝漬、伊賀越漬、伊賀米、かたやき……。土産には軽い堅焼きだけ。

伊賀には資産家が多いのか、ここの公衆トイレ、伊賀上野城、俳聖殿、芭蕉記念館、上野城白鳳門は、いずれも篤志家の寄付だそうで、びっくりするやら羨ましいやら。歴史の街を大事にしようという住民の思いが満ちているのかな

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