東伊豆に春を尋ねる 伊東

一足早い春を探しに東伊豆を尋ねましたが、日本中が寒の戻りとかで、北関東ともさして違いは無かったけれど、桜や桃も咲いている木々も見かけたし、路傍の草花にも春の到来を知ることができた。
伊豆では、最初に伊東に降りて、少しだけ探訪し、そこから下田へ向かった。
 
特急スーパービュー踊り子号。サロンや子供室・授乳室もあった。スーパーだから?
車内販売限定、期間限定の「北陸新幹線開通記念コーヒー」ケーキが付いて400円。うまい! かな?
 
木下杢太郎記念館。生家前に建つ。    杢太郎画「百花譜」より椿。(入館券から)
木下杢太郎:詩人、劇作家、小説家、そして医学者、キリシタン史研究家、美術家。「明星」「スバル」などに作品を発表。東北、東京帝大などの教授を歴任、皮膚医学の数々の業績を残す。  
 
 杢太郎記念館から100mあまりの海岸にある 杢太郎詩碑。杢太郎がよく散策したところなんだろう。
 海の入日  浜の真砂に文かけば / また波が来て消しゆきぬ
         あはれはるばる我がおもひ / 遠き岬に入日する  木下杢太郎 
 
伊東港を望む。遠い島影は初島?    按針メモリアルパーク。ここのあたりに造船所?
ウイリアム・アダムズ(三浦按針)  :東洋遠征隊の航海長として航海中九州に漂着。家康に仕え、外交顧問、造船などの功により、日本名と200石を与えられ、旗本に取り立てられる。
 
海の男 ウイリアム・アダムズ像。脇の標柱に「日本初様式帆船建造の地」    伊東に日本で初めての造船ドックを設けて80tの帆船を建造した。これが1604年(慶長9年)に完成
 
MEMOLIAL TO WILLIAM ADAMS
ウイリアム・アダムスの記念碑。英語と日本語と。 
  按針音頭碑。船をつくった按針さんは 青い目をしたサムライよ見たかきいたか按針祭は いでゆ伊東の夏げしき 
 
エドモンド・ブランデン詩碑。
オックスフォード大教授。三浦按針碑に感銘し、伊東市民に感謝の心を伝える。 
  伊東音頭。 北原白秋
 伊東湯どころ 東の海に 潮はゆららと
 潮にゆららと 日が昇る
 
松川。河岸の散策路には、桜が植えられ、いくつもの記念碑があるそうだが、ちょっとだけ辿る。     江戸城築城石。江戸城の石垣の大部分は、各大名により伊東の山から切り出され船で運ばれた。
 
東海館。大正末期から昭和初期の温泉情緒をいまに残す木造三階建て温泉旅館群の一つ。廃業後伊東市に寄贈、文化施設『東海館』として見学や入浴もできる由。 
 
伊豆急行の電車の窓の上部に、長く描かれた「伊豆下田湊北亜米利加船渡来図」の一部。
左の絵には「雨に逢い合羽を着る図」いずれも羅紗なり 傘をアンブレル 雨をウレン などとある。 
 
城ヶ崎海岸駅。ガラス工芸店も同居。    駅から海岸へ続く桜並木は数輪咲いて「開花」 
 
 城ヶ崎海岸から南方を望む。どのあたりかな?
天気はいいし、風もないし、いい日和だ。
  門脇崎灯台。地上24.9m。展望台付き。灯台か観光施設か、それとも兼用? 登るのは断念。
 
伊豆箱根国立公園の城ヶ崎です。    雨の城ヶ崎 星野哲郎作詞 。誰が歌ったのか?
 
城ヶ崎海岸は、大室山が約4,000年前に噴火したとき溶岩が海に流れ出し、海の侵食作用で削られてできた、約9kmにわたる雄大な出入りの激しい溶岩岩石海岸。海岸線には絶壁が連なり、幾重にもふところ深く入り組んだ岩礁、岬から岬へと続く。(観光協会資料)  
 
門脇吊橋。長さ48m、高さ23mの海の吊橋。「定員100名、小錦関26名分」と注意書。揺れなかったが…
 
  城ヶ崎ブルース 星野哲郎。愛してくれた小指の爪を そっとかたみにつつんでいれた ハンカチ白い城ヶ崎……

下田  蓮台寺 爪木崎 INDEX

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