甲州路桜紀行身延から桃の木温泉へ

4月2日から1泊で、甲州の桜を訪ねるツアーに参加してきた。訪ねる桜のあるところは土地の高低差があるので、すべて満開というわけにはいかないことは、予想して出かけた。幸い両日とも好天気に恵まれて、のんびりと桜見物が出来た。
東京―和紙の里―久遠寺枝垂桜――桃の木温泉(宿泊)――実相寺神代桜――真原の桜並木――臺が原宿――神田の大糸桜――東京
「みのぶまちなかとみ和紙の里」  「西嶋和紙」の産地。戦国時代伊豆から製法を伝え、江戸時代には盛んに製紙が行われたという。現在は稲藁を原料にする新製品の開発なども行われている由。ここの施設では、当地の和紙だけでなく全国の和紙や和紙の工芸品の販売、紙漉を体験できる施設などもある。


久遠寺総門をくぐり抜けて坂道を登る。


いたるところに枝垂れ桜が眼につく。


山頂の奥之院駅まで約7分で至る。全長1,665m、高低差763mのロープウェイで身延山に登る。


標高1153mの身延山山頂。この日は天気がいいので眺望がきく。東には富士山が聳える。


東はるか遠くに冨士、そして富士川の急流が南へ。


西展望台から南アルプスの白峰三山などが望める。


思親閣仁王門。伝運慶作の仁王像が境内を護る。


奥之院思親閣祖師堂。日蓮が故郷房州小湊の親や師匠を追慕した霊場。


五重塔。昨年竣工し、今年落慶法要が行われるとのこと。


久遠寺本堂。日蓮は1281(弘安4)年、堂宇を建て、「身延山久遠寺」と命名。


祖師堂。日蓮聖人を祀る堂閣


樹齢400年の枝垂れ桜。


どうやら信者の方は1割にも満たない感じ。


大小様々な枝垂れ桜が境内のあちこちに。


御真骨堂。


この桜も樹齢400年。


身延から富士川に沿って北上。あちこちに桃や李の花がちょうど花盛り。神社やお寺、学校、公民館……桜の花も満開。山梨はどこも桃源郷?


南アルプス市に入って、富士川の支流、御勅使(みだい)川に沿って山地奥深く登る。淳和天皇がこの川の洪水を「御勅」を出して治めてくれたって。


南アルプス国立公園の中の御勅使沿いの桃の木温泉別館山和莊。日本秘湯を守る会の宿。白鳳渓谷の標高940mの一軒宿。


アルカリ性単純温泉 42度。高校生の皇太子も学友と共に来泊。この先の夜叉神峠の南アの眺望を楽しまれたのだそうだ。


105歳の誕生祝いに、名古屋からきんさんぎんさんも来訪。二人の入浴の写真が掲げてあった。この山奥まで高齢を押してよくきたなあ!


地元の食材を活かした料理の数々。その中にいなごの甘露煮、タニシの味噌汁には驚いた。いなごは子供の頃食べたが。ビックリした人も多いかな?

つづき

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