ダムに沈む温泉 05.08.30~31
やがてダムの底に沈むという温泉があると聞いて、群馬県の山間に訪ねてみました。川原湯温泉です。 | ||
大宮から特急「草津」に乗ると、そのまま川原湯温泉まで座ったきりで行くことが出来ました。 | 吾妻線にはいると、川沿いに水田が広がります。もう色づいていて雀の大群が群れ飛んでいました。 | |
川原湯温泉駅。 駅前にはタクシーも土産物屋も食堂もありません。 | 食堂を探している道すがら、こんな花を見かけました。 ゲンノショウコの花でしょうか。 | |
路傍の雑草の中に擬宝珠が咲いていました。 | これは何という花でしょうか。名前は見当もつきません。 | |
八ツ場大橋から吾妻川をのぞき込みました。 | 滝見橋というところから、上流を見ています。上の方の橋が八ツ場大橋です。 | |
白糸の滝です。三段の滝だそうですが二段しか見えません。白糸の滝は各地にあります。静岡の白糸の滝の方がもっと見事だったと思いました。 | 渓谷に沿った蕎麦屋でやっと昼食にありつけました。舞茸天ざるの味は上々。 | |
渓谷コースの遊歩道をしばらく行くと、小さな滝がありました。近づくとさすがに涼しく感じます。 | 二時間あまりの山道を歩き通して、やっとたどり着いた鹿飛橋というところから激流を眺めました。 | |
川幅が狭くて、鹿が川を飛び越したというのが命名の由来だそうです。一番の、あるいは唯一の眺望のポイントです。 | 紅葉の季節には、両岸の木々が紅葉して、さぞかし見事なところなんでしょう。 | |
八ツ場と書いて「やんば」というのだそうです。都市用水の補給もダム建設の目的だそうですが、水需要は頭打ちで、本当にこのダムが必要なんでしょうか。 | 女郎花ならぬオトコエシの花だと思いました。漢字で表すと「男郎花」いや「野郎花」とでも書くのでしょうか。 |
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これは女郎花。秋の花の代表選手のお一人かな。 | 秋の七草の一つ、葛の花です。 | |
宿の夕食。安い宿泊費ですから、食事もほどほど。でも小食の私には、半分ほどしか食べられませんでした。 | 朝食前の散歩の途上で見かけた双体道祖神。左の男が右の女の肩に手を回しています。 | |
木立に遮られてなかなか山並みが眺められませんでした。予報に反して雨も降らずに、やっと山並みを見つけました。 | 群馬県特産の蒟蒻畑。各地で見かけました。我が家の蒟蒻よりも威勢がよいものばかり。 | |
地区の人専用の共同温泉。ここもやがて水没してしまいます。 |
渓谷より上流の吾妻川。右手の方には、吾妻線の電車も走っています。 | |
斜面の湧き水が流れているところに、野生の山葵が生えていました。まだ小さくて食用にはまだ無理のようでした。 | 宿のすぐ近くに、芭蕉の句碑が建っています。左端の石碑ですが、芭蕉がこの温泉に来たわけではありません。 | |
山の斜面に宿が寄り添っています。気をつけないと、別の宿に入ってしまいそうです。私が泊まったのは真ん中の「山」の字がかすかに見える宿です。 この宿も移転か廃業なんでしょう。 | どこかで見かけたような小駅。次の駅は草津温泉入り口の草津長野原駅です。私はここから鈍行で帰路につきました。 ここも水没とは。 |