中山晋平の故郷

高野辰之の故郷、豊田村から、千曲川を越えたところのなだらかな丘陵地の田園地帯。背後には高杜山などの山々を背負い、千曲川の向こうには、飯縄山、戸隠山、黒姫山、妙高山などの北信五岳が眼の前に連なっている。豊かな自然に恵まれた中野市新野。
ここが晋平の故郷。

州中野駅前のモニュメントの脇に、母子像が建っている。
ここは中山晋平のふるさと。

肩たたき
西條八十作詞・中山晋平作曲

 母さん お肩をたたきましょう
 タントン タントン タントントン

西条八十
 東京都牛込 1892〜1970


駅前通の道路脇に建つ空を仰いでいる怪しげな女の像はなんだろう。

よく見ると像の下に文字が見える。
 『カチューシャの唄

島村抱月/相馬御風作詞・中山晋平作曲

証城寺の狸囃子

野口雨情作詞・中山晋平作曲

証城寺の庭は ツ ツ 月夜だ
みんな出て 来い来い来い

中山晋平記念館への道の途中に、歌碑の左右の狸の像が歓迎してくれた。

野口雨情
  北茨城市生 1882〜1945

中山晋平記念館

正面のゲートにはカリヨンが設けられており、晋平の曲が流れるそうです。

演奏時間が決まっているのか、聴くことは出来ませんでした。

ゆかりの資料を2500点収蔵、展示。
音楽を聴くことも出来るそうだ。


中山晋平像
1887〜1952

代用教員の後、島村抱月の書生となる。
音楽学校予科入学。抱月が結成した芸
術座にかかわる。

カチューシャの歌、船頭小唄、東京行進
曲、各地の新民謡など多数を作曲

中野小唄

地元中野の中野小唄。
コンビの野口雨情作詞

雨情とのコンビで200曲
西条八十と316曲

このほか相馬御風、長田幹彦、佐伯孝夫などと、全部で1767曲も作ったそうだ。

背くらべ
海野厚作詞 中山晋平作曲

柱のきずは おととしの
五月五日の 背くらべ
粽たべたべ 兄さんが
計ってくれた 背のたけ


海野厚 静岡市生 1896〜1925

チューシャの唄

島村抱月・相馬御風作詞
中山晋平作曲

カチューシャ知音都市交流記念

抱月の島根県金城町、御風の糸魚川、松井須磨子の長野の四都市で交流をしているのだそうだ。

島村抱月 浜田市生  1871〜1918
相馬御風 糸魚川市生 1883〜1950


不朽の天才作曲家
中山晋平生誕の地

生家脇の記念碑

カチューシャの唄の一節
「神に願ひを ララかけませうか」と
楽譜とともに刻まれている。


山中晋平生家

記念館の裏手に接して生家があった。


しゃぼん玉
野口雨情作詞 中山晋平作曲

しゃぼん玉とんだ
屋根までとんだ
屋根までとんで
こわれて消えた

証城寺
の狸かな?

近くを通りかかった時、いきなり「しゃぼん玉」のメロディーが流れて、狸の口から、しゃぼん玉が吹き出した。

近くにいた親子連れがボタンを押してくれたのだろう。

緑の芝生に青い空。屋根まで行かないでこわれて消えていた。
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