群馬県太田市を散策する

古河から車で1時間もしないところに太田市という町があります。「新田町」「尾島町」「藪塚本町」を吸収合併して20万余の町になりましたが、利根と渡良瀬にはさまれた関東平野北端の農村地帯というのでしょうか。
新田にったというのは、平安末期から新田一族の広大な荘園だった土地で、新田氏に拘わる遺跡が沢山残っています。鎌倉幕府を倒したあの新田義貞の一族です。そのいくつかを訪ねようというので、桜の季節とも重なって出かけました。
新田一族にかかわる遺跡が沢山あるのには驚かされました。遠い昔のことですから、史実と伝説が混在はしているのでしょうが、最近遺跡の発掘も行われて、過去の歴史がだんだん明らかになっているようでした。
今回初めて知ったのですが、尾島というところは、江戸幕府の徳川氏発祥の地だそうで、初代新田義重の4男徳川四郎義季の子孫だそうです。国の史跡に指定されているところには、東照宮や徳川義季累代の墓などがありました。
もう一つ、今回初めて知ったことは、縁切り寺が、ここ「徳川町」にもあったことです。縁切り寺といえば、鎌倉の東慶寺が知られていますが、ここの満徳寺も縁切り寺だったそうで、その遺稿が発掘されて復元されていました。
千姫が入寺して離婚したことなどから、江戸幕府から特権が与えられたのだそうです。

アルバムです

inserted by FC2 system