おくのほそ道を尋ねて 中尊寺から山寺へ

梅雨の晴れ間を縫い、JR東日本全線が3日間乗り放題という休日倶楽部会員パスを使って、またおくのほそ道を尋ねる旅にでた。私の旅は芭蕉が歩いたとおりではなく、あちこちと前後してきた。今回は、これまで尋ねてこなかった中尊寺から岩出山、尿前の関、封人の家、奥羽山脈を峠越えをして尾花沢、大石田、そして立石寺まで、芭蕉の足跡を辿ってみた。、今回もいつもの通り駆け足旅行で、見落としたところもあちこちと残った。

 それにしても、芭蕉の存在が21世紀の今日まで如何に大きいかということを思い知った感がある。そして各地で重要な観光資源として大きな役割を果たしていることも今回の旅でも実感した? 私の旅自体が芭蕉の力にひかれた旅そのものだもの。

芭蕉の存在は、海外にも知れ渡っているのだろうか、各地で外国の観光客に出会った。つい先日、尿前の関あたりの昔のままのおくのほそ道を外国人の集団が辿ったという新聞記事を見たが、立石寺の石段で、すれ違った外国人は、100人以上、いや200人以上だったかも知れない。すべてが「芭蕉」とは限らないだろうが。

中尊寺も立石寺も、過去に2回尋ねたことがある。職場関係の団体旅行で、集団の後をついて行くだけで、気ままな自由行動も出来なかった。何かを意図しての旅ではなかったので碌に見もしなかったし、見ても記憶にも留めなかったことばかりだった。ただ「行ったことがある」だけで満足していたんだ。

今回の旅で実感したもう一つは、中尊寺や立石寺の坂や階段は私にとって如何に負担が大きかったかということだ。以前来た時は、体力もあった頃で、中尊寺に坂があるなんて全く記憶していなかったが、いやあ、しんどかったなあ。



平泉逍遙  岩出山から堺田まで  山刀伐峠から大石田  天童へちょっと  立石寺

INDEX

inserted by FC2 system