平家落人伝説の地 湯西川を訪う
平家の落人の隠れ里と称する処は、全国43都県340カ所もあるんだそうで、多分それらには真偽様々なんだろうと思う。840年余の昔のこと、その史実を明らかにすることは出来ないで、伝説として今日に伝えられている処が多いのだろうが、何処でも不便な山の中、隔離されている場所は「平家の落人集落」と呼ばれているところが多いとか。また、平家=平氏ではなく、平家方のすべての人々を指すから落人集落も幅が広いのだう。 さて、湯西川は鬼怒川、川治よりさらに山深く入り込んだ標高800m程のところで、川俣温泉などともに、平家の落人集落として、平家塚など、平家にちなむ遺蹟などが伝えられている。その言い伝えには幾通りもあって、その真偽を問うつもりはない。今日、平家は温泉とともに観光の目玉として重要な役割を果たしている。 |
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野岩鉄道 東武日光線、鬼怒川線、野岩線と直通電車が走る。「下野」と「岩城」を結び、さらに会津鉄道で会津若松でJR線につながる。 |
湯西川温泉駅 新宿から僅か2.5時間程で、このトンネルの中の駅に到着する。改札はエレベーターで昇って地上にある。 |
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湯西川観光センター 駅の改札、物産販売、温泉などのある道の駅。岩盤浴、足湯などもある。 |
湯西川 観光センターから見た湯西川は、何故か水は濁っている。 |
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湯西川 湯西川温泉まで30分970円のバスで細い山道を進むと、川の水がきれいになった。湯西川ダム工事で濁っていたんだ。 |
付け替え道路工事 湯西川ダムのための付け替え道路工事があちこちで進められていた。完成すると便利になるのだろうなあ。 |
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湯殿山神社 湯の守り神で湯西川の総鎮守として信仰され、例大祭には天狗面の猿田彦先頭の行列が行われるそうだ。 |
平家落人民俗資料館 民営。平家大奥用着物、甲冑、太刀、馬具、火縄銃、……狭い一室に盛りだくさん陳列されていた。 |
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湯西川温泉街 旅館、民宿が20軒余、土産物、飲食店などが、川沿いの1km程に並んでいた。 |
平家集落と共同露天風呂 川向こうの家並みが「平家集落」、茅葺きもトタンを被せては。右下は共同風呂。 |
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慈光寺 平家落人の菩提寺。京都知恩院の末寺。 参道の脇に二体の「平家夫婦石」 |
高房神社 高房大神諏訪大神を祀る湯西川平家一門の守護神 |
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平家の里 入り口 1982年より山村振興農林漁業振興対策事業で設けられた観光施設。 |
平家の里 受付・売店 茅葺きの建物が8棟。いずれも移築したもので、どれも時代の風格がある。 |
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平家の里 「調度営みどころ」 木杓子、木へら、かんじきなど展示と製作実演もするところ。売店や食堂もある。 |
平家の里 「床しどころ」 展示館。凛々しい坊さんは平家の頭領平清盛。 |
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平家の里 「床しどころ」 この美男子は清盛の長男重盛。 人形の他色々な展示が並べてある。 |
平家の里 「赤間神社」 安徳天皇を祀る下関赤間神宮より分祀する。ただ一つの分祀という。 |
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平家塚(大将塚) 平忠實、忠房とその家臣や姫達の武具金銀財宝を埋めた所だって。一尺ほどの五輪塔が七つ建てられている。 |
宿「上屋敷 平の高房」砦の門 温泉街から1km余り山道の先の一軒宿。「平家一族の末裔として、山砦形式の宿を新造」した由。 |
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露天風呂「藤の花房」 160l/分55℃の自家源泉。弱アルカリ性低張性高温泉。 |
露天風呂「琵琶の音色」 露天風呂は全部で八つ、自家源泉ゆえの贅沢。 |
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宿泊室前の廊下 自家生産の木材をふんだんに使った宿。一抱えもある柱や梁が見事だ。 |
「砦料理」 それぞれの客は囲炉裏を囲んで食事。山や川の幸が食卓を賑やかす。 |
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玄関夜景 宿の人の応対がだれもごく自然でいい。再訪したい宿。日本秘湯を守る会の宿。客の多くは温泉街の宿へ行くのかな? |
十一面観世音 宿の敷地内に、山葵畑、観音様や夫婦木様もある。せせらぎでは蛍も。 |
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三十三観音堂(高手観音) 朝の散歩で山道を更に進む。ここは三十三体の観音様が祀ってあるそうだ。右手の石塔は、江戸時代心中した男女の墓。 |
青空と白雲 昨日の午後は、予報通り小雨が降っていたが、今朝は青空が見える。観音様のさきには平家 |
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高房神社 湯西川には三カ所、この高房神社があるとか。二カ所しか分からなかった。 |
直ぐ変わる山の天気 下旬になると、満山紅葉して、さぞかし見事なんだろうなあ。 |
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五十里湖 湯西川から鬼怒川温泉行きのバスに乗る。車窓から見た五十里湖。 |
龍王峡駅前 ここから、龍王峡へ下っていく。細い坂道を気をつけながら。 |
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五竜王神社 崖の中腹の突端に建つ神社。 |
虹見の滝 高さ20m。天気がいいと虹が出るとか。 |
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龍王峡 虹見橋から 渓谷美に紅葉とあれば、さぞかし観光客も多いだろう。ちょっと覗いただけでご帰還。 |
龍王峡駅ホーム ここもトンネルの中の駅。「ゴミを預かります」とは。この鉄道も経営は大変のようだ。 |
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