奥の細道を辿る 新庄から象潟まで


象潟の日没

          

偶々通りかかった栃木県の大神神社が、「室の八島」という名高い歌枕で、芭蕉もおくのほそ道の途上にわざわざ足を伸ばして立ち寄っていたと初めて知った。これがきっかけで、私も「おくのほそ道」を少しだけ辿ってみようと思い立ち、深川から日光、羽黒、白河、福島、仙台、松島、石巻と、芭蕉の足跡を辿って北上してきた。

石巻の先は、平泉、岩手山、鳴子から尾花沢、大石田などと道は続くのだが、この間を後回しにして、山形の新庄から秋田の象潟までの旅。旅立った日の3日前、岩手・宮城内陸大地震が発生して、多くの犠牲者、被害を出したが、そのさなかを旅行などは到底できなかっただろう。山形県もこの地震では大きく揺れたそうだが、幸い被害はなかったとのこと。

梅雨の晴れ間というのか、二日間は上天気に恵まれた。もともと、3日以上はかかる旅程を2日間にぎゅう詰めにした無理な計画だったようで、文字通りの駆け足、もっとゆっくりした旅をしたいとは、帰宅後の反省。

新庄 鶴岡 羽黒山 酒田 象潟 小さな旅 

inserted by FC2 system