姨捨山の田毎の月と夜景を楽しみにその1
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小布施から長野電鉄で長野へ、そこから篠ノ井線経由のしなの鉄道軽井沢行きにのって戸倉まで。 | この夜の宿「亀屋本店」従業員の誰もが暖かい対応と、細かな神経の行き届いた設備などに感服した。 | |||
小雨のそぼ降る千曲川。周囲の山々は雲の中。姨捨山もすっかりと雲の中。 | 「千曲川」 津村信夫 「その橋はまことながかりきと 旅終りては人にも告げむ 雨ながら我が見しものは ……」 | |||
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「秋風の空晴れぬれば千曲川 白き河原に出てあそぶかな 牧水」 若山牧水 |
「故さとの信濃なるかもいまぞわが 千曲の川の長橋わたる 喜志子」 若山喜志子 |
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「更科の月みてだにもわれはただ 都の秋の空ぞ恋しき」 宗良親王御歌 |
「余年二十以後乃知匹夫有繋一國 三十以後乃知有繋天下……」 佐久間象山平子明 |
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「月影はあかず見るとも更科の 山の麓になが居すな君」 紀貫之 |
「あやしくも慰めかたき心かな 姨捨山の月もみなくに」 小野小町 |
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「なかんづく鮎の尾あかし千曲川」 加舎白雄 | 「春雨やすこし燃えたる手提灯」 高浜虚子 | |||
「姨捨などは老足むづかしく 有合の月ですますや今日の月」 小林一茶 |
「瓜食めば子ども思はゆ栗食めばまして偲ばゆ いずくより来たりしものぞ目かひに……」 山上憶良 |
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「岩間逃げ水ひそ/\小道 木の根草の根わけて来て さざめき合えば噂末ひろ千曲川」 正木不如丘 |
「秋風は立ちにけらしな佐良志奈や 姨捨山の夕月の空」 賀茂真淵 |
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「上山田 朝雲雀千曲の瀬音空打てる」 臼田亜浪 |
千曲川。山口洋子詩 猪俣公章曲 五木ひろし歌 「水の流れに花びらを そっと浮かべて泣いたひと……」 |
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譽田別尊 など。 |
「逆修塚」生前に自分たちの墓として立てたもの。宮に従って戦陣に従った人々が建てたと伝えられる由。 | |||
山を背にして、蓮池を前にした禅宗の古刹大雲寺。 | 長野の自然100選の庭園を瞥見と思ったが季節外れ。 | |||
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